2月になり、日に日に日照時間が長くなっていくのが感じられるようになりました。
もうすぐ春かと思うと、嬉しくなります。
今週も先週に引き続き、テクノロジーとイノベーションの座学の授業と椅子張りの授業がありました。
ただ、椅子張りの授業は特に何かを習う実習はなく、次回の本コース5に向けて、各自個人の椅子張りの準備を進める時間だったので、みんなそれぞれ自分の作業を進める時間となりました。
私は先週に引き続き、椅子の脚に溝を彫って、木部を着色しました。
椅子張り職人のクラスには木工用の着色剤が無いので、同じ学校内にある木工職人のクラスから借りてきました。
初めて一人で木工職人のクラスに行って、着色剤を借りるときはとても緊張したのですが、今は学校の先生や職員さんはみんなとても親切でフレンドリーだということが分かったので、安心して他のクラスにも乗り込んで行けるようになりました。
だいたい好みの色が出来上がったので、いざ本番の椅子の脚を塗ってみると、予想以上に濃い色になってしまって焦りましたが、翌日には色が落ち着いて、良い感じに仕上がったので、ホッと一安心です。
基礎コースで作ったオットマンを卒業試験の椅子とお揃いの布で張り直す計画を立てているので、3年前に作ったオットマンの脚も一緒に同じ着色剤で塗り直しました。
脚の色を変えるだけで、椅子の印象はぐっと変わります。
新しい張地を張るのが、今からとても楽しみです。
さて、今週は授業の一環でデンマークチャンピオンシップ(Denmark mesterskab Skills)の見学に行きました。
一年に一度、職人の学校に通う若い学生たちが、デンマークチャンピオンを掛けて作品を競い合う大会が開かれます。
DM i Skills 2023 - SkillsDenmark
今回は、私たちのクラスからも一人、この大会に参加しています。
みんなで見学&応援に行ってきましたよ。
それにしても、会場の広さと入場客の多さに驚きました。
競技中の生徒に話しかけてはいけない決まりなのですが、着いたときがちょうど休憩時間だったので、クラスメイトと少し話すことが出来ました。
用意していた差し入れのお菓子を直接渡すことが出来て、嬉しかったです。
今年の椅子張り職人の競技で使われている椅子は、ウェグナーデザインの椅子CH71です。
張地は参加者がそれぞれ自分で選ぶことが出来て、勝ち負けに関わらず、自分で張った椅子は全員自宅に持ち帰れるそうです。
この椅子、デンマークで買うと1脚50万円くらいする高価な椅子なのですが、参加者全員プレゼントとは、何とも気前の良いデンマーク!
さすが家具デザインの国!
それにしても、この会場の広さと人の多さの中、たくさんの人に見られながら競技をしている参加者の生徒のみなさんは、本当にすごいなと思います!
みんながんばれ~!
そして、それ以外にもたくさんの競技が行われていて面白かったので、そちらもご紹介します。
それ以外にもここでは紹介しきれないくらいたくさんの競技が行われていました。
みんながんばれ〜!
来場客のほとんどは10代の若者たちでした。
これから将来の進学を考える子供たちにとって、いろいろなインスピレーションを受けることが出来るとても良い機会だと思います。
さて、本コース4もあっという間に来週で最後です。
課題提出とテクノロジーの授業の口頭試験に向けて、私も頑張ります。