今週も、伝統工法のスツール作りです。
先週こんもり乗せた麻草を、ひたすら縫っていきます。
麻ひもにミツバチワックスを塗って滑りにくくし、
いろんな方法で縫いながら、ヒモをぎゅうぎゅうに引張ります。
ミツバチワックスは、ハチミツの甘い香りがして癒されます。
先週なんとなく出来上がりをイメージしながら、麻草をたっぷりのせたのに。
あの丸っと、ふわっと感はどこへやら。
すっかりぎゅうぎゅうに押さえつけられ、縫い付けられていきます。
でも座ってみると、スプリングの効いたしっかりした座り心地で、
どっしりとした土台が出来上がりました。
来週は、この上にさらに自然素材の中材をのせていきます。
次こそは、丸っとふわっと感が出せるはず。
今週は、麻ひもでひたすら縫って、ぎゅうぎゅう引いて、
毎日、手も指も真っ赤に腫れて痛かったです。
デンマークの椅子張り職人は、Håndværker(ハンドワーカー)と呼ばれる手仕事職人の部類に入るのですが、
なるほど。これ、めちゃくちゃ手作業やん。
と、今更ながら納得するのでした。
それにしても、太陽の日照時間が日に日に長くなってきて、本当に嬉しいです。
特に、真っ暗闇だった朝の通学時間の空が、ほんの少しずつ明るくなってきて、
毎朝、嬉しくなります。