北欧古物専

デンマークで椅子張り職人になりました

現場研修(Læreplads)47 家具工房のロゴデザイン

3月になって、朝の通勤時間がやっと明るくなってきました。

今はちょうど日の出のタイミングに出勤しているので、お天気の良い日は、夜明けのブルーとピンクに包まれた静かで美しい景色を楽しめます。

美しい景色が見れた朝は、暗く寒い中を早起きしたご褒美のようで、嬉しくなります。

朝はまだ氷点下の日も多く、そんな日は霜が降りた幻想的な風景も楽しめます。

 

 

学校から戻ると、古い張地を剥がす順番待ちの家具たちが、工房に溢れかえっていました。

修理や張替え作業も行いながら、張地の剥がし作業に追われています。

 

ティナの工房は、特にデザイナー家具を専門に扱っている工房ではありませんが、家具のデザイン大国デンマークだけあって、いろいろな名だたるデンマーククラシック家具メーカーの椅子の張替依頼がやってきます。

 

家具メーカーのロゴを見つけると、嬉しくてついつい写真を撮ってしまうのですが、中には全く知らないデンマークの家具メーカーもたくさんあります。

 

今回は、工房で見つけた家具メーカーのロゴを少しだけご紹介します。

まずは、日本でも有名な家具メーカーをご紹介。

ヤコブセンの家具を多く作っているFritz Hansen

ティナの工房から近いので、工房でもよく見かけるGETAMA

モーエンセンが活躍したFDB

日本でも人気のCarl Hansen & Son

ティナの工房では珍しいFredericia

それ以外にも、今はもうなくなってしまっている昔のデンマーク家具工房のロゴが可愛かったので、ご紹介します。

特徴的なデザインのロゴマーク。1950~60年代の工房、Bramin。

APO Møbler も1950年代の工房のようです。

Søren Hornは1980年代の工房のようです。

たくさんの知らないメーカーのロゴを見ながら、デンマーク家具の黄金期には、本当にたくさんの家具メーカー、工房、職人さんたちがしのぎを削っていたのだろうな、とその時代に思いを馳せてしまいます。

 

それにしても、この時代の家具工房のロゴデザイン、素敵ですね。