北欧古物専

デンマークで椅子張り職人の学校に通っています

現場研修(Læreplads)49 鋲の種類とイースター休暇

椅子張りでは、鋲を打って張地を仕上げる場合がありますが、今回は少し変わった鋲の種類をご紹介します。

 

一般的には、写真のような丸いシンプルな鋲が一番多く使われています。

私は、まだこのタイプの鋲しか打ったことがありませんが、シンプルなデザインでも、鋲打ちはとても難しいです。

一般的な丸い鋲

次は、もう少し凝ったデザインの鋲です。

見本帳で見たことはあったのですが、実際に使われているのを見ると、想像以上に存在感があって、なかなかデコラティブな仕上がりになります。

なぐり加工のような凹凸がある鋲

花のようなデザインの鋲

そして次は、デザインはシンプルでも少し変わったフェイク鋲です。

こんなに密集して鋲を打つなんて、大変だなぁと思っていたら…

キレイに隙間なく打ち込まれた鋲のように見えますが…

鋲を外してみると、本物の鋲は5個に1個のみで、あとの鋲は鎖のように繋がったフェイク鋲でした。

薄い鉄板のような素材で、自由に折り曲げることが出来ます。

なるほど、これだけたくさん鋲を打つのは大変だから、こんなフェイクの鋲もあるのか!と感心してしまいました。

 

鋲にも様々な種類があって、とても興味深いです。

まだまだ苦手な鋲打ちですが、少しでも速く美しくに打てるように、がんばります。

 

 

さて、ティナの工房では、先週の土曜日からイースター休暇が始まりました。

イースター休暇に入ると同時に、久しぶりの快晴が続いていて、とても嬉しいです。

冬の間ずっと放ったらかしだった自宅の庭のお手入れを、やっと始めました。

 

まずは、家庭菜園に必要なたい肥を、夫のおじいちゃんの家からいただいてきました。

おじいちゃんの家の隣で、のびのび育てられている馬たち。
この子たちの馬糞を、肥料にします。

庭の草むしりをしていると、去年ティナの庭からいただいてきたRamsløg(ガムスロイ)が、ちゃんと芽を出してくれていました。

ニンニクのような香りのこの美味しい葉っぱを、今年はどうやっていただこうかと考え中です。

Ramsløgがちゃんと育つか心配だったので、芽が出てくれて良かったです。

家庭菜園の準備、芝生の手入れ、草むしり、テラスの苔の除去と掃き掃除など、小さな庭ですが、やることは意外とたくさんありました。

久しぶりの太陽と青空の下で体を動かして、とても気持ち良かったです。

キレイになったテラスで、今年初めてのコーヒータイム。
久しぶりの太陽がとても気持ち良かったです。

このまま良いお天気が続きますように。

イースター休暇中にしっかり充電して、来週からは、またティナの工房で学びの日々です。