北欧古物専

デンマークで椅子張り職人の学校に通っています

現場研修(Læreplads)2

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近所の森は、いつの間にか葉を地面に敷き詰めて、すっかり冬支度を整えていました。

今週もティナの工房で、楽しく古い家具たちの修理に取り組みました。

ただ、いつもフラッと来ておしゃべりしていくベテラン職人のヘニングが、コロナのロックダウンの影響で工房に来られないのは、少し寂しいです。

ティナが忙しくなってくると手伝いに来てくれるもう1人のベテラン職人アイギルも、ロックダウン地域に住んでいるため来られません。

 

ショールームを訪れるお客さんの数も、今週はとても少なく、ロックダウンの影響を感じる日々でした。

ティナのご近所さんがコロナに感染したとのことで、ティナの家族全員がコロナテストを受けなくてはいけなくなったり(全員陰性でした)、まだまだコロナの影響は続きそうです。

 

ただ、ありがたいことに椅子張りの仕事はたくさんあって、日々新しい課題に挑戦させてもらっています。同じように見える椅子でも、張地を剥がそうと思うと、張り方や構造が全然違っていたりして、とても興味深いです。

 

今週は、初めてロックミシンを使わせてもらいました。

ティナは、ものすごいスピードでミシンで縫っていきますが、まだ慣れていない私は、かなり慎重に、ゆっくり縫っていきます。

 

失敗したり、なかなか上手くいかないこともたくさんありますが、ティナは、前より上手く出来てるよ!と褒めながら、歩みが遅く、あまり器用ではない私に、忍耐強く前向きに椅子張りを教えてくれます。

本当にありがたいです。