北欧古物専

デンマークで椅子張り職人の学校に通っています

本コース1 5週目 課題完成

先週末に家で頑張ったおかげで、課題を期限内に無事提出できました!

底の直径70cm、高さ40cmの大作、子ども椅子の完成です。

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やっと完成しました!外観はシックなイメージで。この状態だと安定して座れます。

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半球の一番上のパーツを外すと、カラフルになります。 一番上のパーツは、丸い部分を底にすると、小さい子どもが座ってゆらゆらするのを楽しめます。

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2番目のパーツを外すと、また違う色が現れます。

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ひっくり返すとゆらゆら揺れて、バランスボールみたいになります。

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底の丸い部分を外して、穴の中に座るようにも出来ます。外した部分はクッションにも。

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4つの異なるデザインのパーツに分かれるので、子どもが自由に組み合わせて遊べるようになっています。

椅子とレポートがやっと完成して、ほっと一安心です。

 

課題提出の次の日は、クラスメイトの前で一人ずつ、自分が作った椅子のプレゼンテーションを行いました。

 

クラスメイトたちは、みんなプレゼンがとっても上手です。

 

デンマーク人は、小学生の頃から学校の授業などで人前で発表する機会が多く、いろいろな科目の口頭試験も受けてきているだけあって、みんなプレゼンテーションがとても上手です。

 

プレゼン苦手なんだよね~とか、緊張する~とか言うけど、自分の出番になると、みんな堂々と自分の考えやアイディア、制作過程で苦労した点などを、とても上手に発表しています。

 

みんなの発表を聞きながら、私も何だかスラスラ上手に発表できるような気になっていたのですが…

 

いざみんなの前に立つと、ど緊張してしまい、発表の内容もきちんと整理して考えてなかったので、デンマーク語もしどろもどろに、なんだか散々なプレゼンテーションになってしまいました。

自分の作品には満足しているのに、上手にプレゼン出来ない自分に悔しさが残りましたが、先生が質問してくれたり、他の生徒が私の椅子に座った感想を発表してくれたりと、みんなの助け船で何とかプレゼンを終了できました。

 

次回はちゃんと話す内容を事前にデンマーク語で練習しておこう、と反省しました。

 

発表の後には、一人ずつ先生に呼ばれて、提出したレポートの評価をいただきました。

どの点がうまく書けていて、どの点を直すともっと良かったのかを細かく教えてもらえたので、次回のレポート作成に向けて、とても参考になりました。

 

課題提出が一段落した後で、先生も交えてみんなでコーヒーを飲みながら、今回の本コース1についての評価を行いました。

先生は、生徒からの率直な意見を大切に聞いてくれて、どうしたらもっと良い授業内容に出来るのかを真剣に考えているようでした。

そうやって、先生と生徒が対等な関係で、お互いの建設的な意見を出し合うことで、デンマーク教育の現場は日々進化いくのだろうなと、とても感心してしまいます。

 

さて、無事に5週間の本コース1を終了したので、次回は本コース2に進学します。

 

本来なら、本コース2は半年後に実施される予定なのですが、コロナの影響で予定がズレたとかで、私は夏休み明けの8月からスタートする本コース2を受講することになりました。

 

今回一緒に本コース1を受けたクラスメイトの数名が、一緒にこの8月の本コース2を受講するようですが、ほとんどのクラスメイトは来年1月の本コース2を受講するそうです。

なので、8月からまた新しいクラスメイトたちとの授業が始まります。

 

それまでは、ティナの工房で現場研修の日々です。