北欧古物専

デンマークで椅子張り職人の学校に通っています

本コース1 4週目 ひたすら家具作りと粋なプレゼント

今週は、1週間ひたすら家具作りに取り組みました。

 

みんなシンプルな家具にしたのかと勝手に思っていたのですが…

それぞれのパーツを組み立てて、細かい仕上げをしていくと、全員とても個性的で、面白い家具がぞくぞく姿を現してきました。

 

みんなすごい!

 

私も悪戦苦闘しながらも、何とか形になってきて嬉しいです。

f:id:Hokuohkomonosen:20210613232249j:plain

先週の続き。ひたすら手縫いです。

f:id:Hokuohkomonosen:20210613232343j:plain

Auto CADで描いた型が合わない部分は、実物に合わせて型作りから始めます。

f:id:Hokuohkomonosen:20210613232440j:plain

これも手縫い。

f:id:Hokuohkomonosen:20210613232517j:plain

間に合わないので、家でも手縫い。

f:id:Hokuohkomonosen:20210613232609j:plain

一番下の輪っかが終われば、完成です。

手縫い自体はそんなに難しくないのですが(美しく縫うのはもちろん難しいですが)、ウレタンの形にピッタリ合う型を作るのが大変です。

正円じゃない、手作りの少しいびつな半球の立体パズル難しい~!

 

このペースでは課題提出期限に間に合いそうにないので、金曜日の夕方には、ティナの工房まで借りてしまいました。

 

でも、ここまで来れば、なんとか来週の課題提出期限に間に合いそうです。

レポートはいつも時間がかかるので、本コースが始まった頃から少しずつ書き始めていた甲斐あって、こちらも、なんとかほぼ書き終わりました。

あとは、完成後の写真と作業時間を記入するのみです。

 

それにしても、原材料費の価格表を作ってびっくり。

材料費だけで15万円。

 

課題の材料費は自分で払うのですが、張地はティナにいただいたので、私が実際に支払うのはウレタン代1万円のみです。

 

こんな高級材料を譲っていただいて大変恐縮してしまいましたが、その分家具の見栄えも肌ざわりもとっても良くなり大満足です。

 

師匠、いつもありがとうございます!

 

そして、今週は椅子張職人の支援団体から粋なプレゼントがありました。

本コース1をスタートした生徒全員が、椅子張職人のスターターキットなる道具一式をいただきました。

f:id:Hokuohkomonosen:20210613232711j:plain

一人ずつ名前の書かれた箱を先生から受け取りました。

f:id:Hokuohkomonosen:20210613232749j:plain

中には、職人道具一式が。

道具の中には、ティナやへニングが工房で使っているのと全く同じ物もあって、私も一丁前に職人気分です。

 

クラスメイトたちと、これ自分で揃えたら数万円はするな~と話していて、何とも粋なプレゼントにみんなホクホク顔です。

 

立派な道具セットまでいただいてしまって、デンマークの職人教育は本当にありがたいです。

 

さて、来週はラストスパート。

課題完成に向けて、がんばります。