北欧古物専

デンマークで椅子張り職人の学校に通っています

13.uge 13週目 個人面談と研修中止

今週は、くもり、雨、晴れ、と一日のうちにコロコロ天気が変わるデンマークらしいお天気です。水を得た木々からどんどん新芽が出て、もうすぐ新緑のまぶしい季節です。

 

いつもはほとんど人のいない近所のマイナースポットStore Blåkilde(大きな青い湧き水)に行くと、たくさんの地元民が散歩に来ていました。人気の高い場所を避けて外出したものの、みんな考えることは同じですね。

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近所の湧き水のある池。透明な水で底が見えますが、5m程の深さです。

さて今週は、先週に引き続き資料を読みつつ、配布された質問に回答を記入していきます。オンラインミーティングはクラス全員一緒にではなく、一人ずつ先生と個人面談がありました。内容は、自宅待機中に提出した課題の講評と、今後についてです。

 

約束の5分前にはアプリを起動して待っていたのですが、先生が一向に現れません。10分待って携帯にメッセージを送ると、すぐに先生が登場してくれました。最近すっかり時間の感覚が狂ってしまい、うっかり時間に気づかなかった、とのことでした。学校の授業が無いので、先生もすっかりゆるくなっているようです。

 

伝統構法スツールとアップサイクルの2つのレポート課題について、どちらも非常に良く出来ているとの評価をいただきました。デンマークの先生は、ほめるのがとても上手で、いつも生徒に前向きな言葉やアドバイスをくれます。こちらもすっかりその気になって、自信がついてしまいます。レポートはいつも本当に苦労しますし、時間もとてもかかってしまうのですが、ほめてもらえるとやっぱり嬉しくて、大変だけど頑張ろう、という気になります。何より、自分のためですしね。

 

今後、いつ学校での授業が再開されるかは分かりませんが、5月中旬から3週間行われる予定だった現場研修は中止になりました。研修先は自分で探さなくてはならず、私は大好きなデンマークの家具メーカーでの研修を予定していたので、とても残念です。研修先に電話を入れると、今はコロナの影響で研修生を受け入れるどころではないとのことだったので、どちらにせよ研修は出来なかったようですが。

 

私の受けている基礎コースは6月で終了し、8月から本コースに進むつもりでいたのですが、今は基礎コースがいつ終了出来るのか分かりません。本コースに進むにしても、本コースの約半分は現場研修で、研修先を自分で探さなくてはなりません。短期研修の受け入れ先でさえ見つけられていない今の状況では、この先どうなることやら。

 

先の見えない中、自分の命を危険にさらしながらも日々働いている方々に感謝しながら、私もこの先どうするのか、自分の行く先を考えなくてはならないな、と思います。