デンマークに新緑の季節がやってきました!
日に日にまぶしくなっていく鮮やかな緑と、もうすぐ満開になりそうな菜の花畑の広大な黄色い絨毯を見ると、自然と元気が湧いてきます。
ただ、ここ数週間曇りや雨の日が続いているので、太陽と青空が恋しい今日この頃です。
先日ティナの工房で、デンマークではあまり見かけないタイプの革張りのシェーズロングソファの張替を行いました。
見た目も仕様も少し変わってるな、と思いながら作業を進めていきましたが、一番珍しかったのは、仕上げの鋲の頭が全て張地と同じ革で装飾されていたことです。
ティナも、こんな鋲初めて見た!と言っていて、デンマークではあまり見かけない仕様のようです。
作業を進めて行くと、座面の隙間から見たことない硬貨が2枚こぼれ落ちて来ました。
そして、張地の革の裏には初めて見るスタンプが押されています。
ははーん、こいつは...
これイギリス製だと思う!
と、意気揚々とティナに伝えると、
私もそう思う!
と、硬貨やスタンプを見せるまでもなく、笑顔で即答されてしまいました。
どうやら、持ち主さんはイギリス人で、家具はお母さんから譲り受けた物だということです。
そういえばこの前、流暢な英語とデンマーク語で話してるお客さんが来てたな~と、そこでやっと思い出しました。お客さんは、学校で英語の先生をされているそうです。
鋲をわざわざ張地と同じ革でくるむなんて、イギリス人も丁寧な家具作りをしているんだなぁと、感心してしまいました。
行ったことのないイギリスにも、いつか行ってみたいな~と夢が膨らみます。
さて、毎日楽しいティナの工房での現場研修は今週で一旦終了です。
来週からは、久しぶりに学校での授業、椅子張り職人の本コース1が始まります。
進学はとっても嬉しいのですが、新しいクラスメイトと新しい先生なので、同じ学校へ行くにも、少し緊張します。みんな良い人だといいな。
来週からも、また楽しく頑張ります。