先週末は、夫と出会った思い出の学校の同窓会へ行ってきました。
昔のクラスメイトたちや初めて会う人など、久しぶりにたくさんの人と話せて楽しかったです。
留学中はデンマーク語が全く話せなかったので、昔よりもデンマーク人の生徒たちとデンマーク語でたくさん話せるようになって、嬉しかったです。
今週は、ティナの工房で少し珍しいことがありました。
町のお巡りさんから、ケーキの差し入れをいただいたのです。
実はこのケーキ、お巡りさんからのお詫びのケーキなんです。
このお巡りさん、ティナのお客さんで、自宅のソファの座面だけの張替を依頼してくれたのですが、張替え終わった座面を工房で受け取って自宅に帰ったあと、ソファを組み立てるために必要な部材がなくなっている、とティナにクレームの電話をしてきました。
お客さんは、ボルト3本と金属プレートがなくなっていて、家の中も車の中も探したけど見つからないから、100%絶対ティナの工房にあるはずだ!と言ってきたそうです。
古い張地をはがしたのは私で、新しい張地を張ったのはティナでした。
私がはがしたときには、プレートもボルトも無かったので、念のため撮影しておいた写真を見せながら、ティナにその旨を伝えました。
写真を見ながら、そもそもボルトを入れる穴もプレートをつけるような場所も無いから、おかしいな〜と、ティナと二人で首をかしげていました。
お客さんが、ソファの座面をつなげる先の家具のパーツの写真を送ってくれたので、それを見てみると…
これは、ソファの座面の木枠を他の家具のパーツに付属されている溝にパコっとはめ込むだけで組み立てられるタイプやないかーい!
プレートもボルトも要らんやないかーい!
となり、ティナがお客さんに電話で説明すると、ちゃんと組み立てられたそうです。
ソファが無事組み立てられたので、ティナはそれだけで良かったのですが、お巡りさんの奥さんが、きちんとケーキを差し入れしてお詫びをしないと気が済まなかったそうです。
翌日、お巡りさんが朝から制服姿でケーキを持って来てくれて、そそくさと帰って行きました。
これに懲りて、お巡りさんももう少し態度を改めてくれると良いね、とティナと話していました。
疑うのが仕事なのは分かりますが、憶測で決めつけるのは、あまりよろしくありませんね。
でも、美味しいケーキをありがとうございました!これからも町の平和を守ってくださいね。