北欧古物専

デンマークで椅子張り職人の学校に通っています

現場研修(Læreplads)51  いつもの工房とプラムの実

4週間の夏休みをたっぷり日本で満喫して、先週からまたティナの工房で働いています。

それにしても、久しぶりの日本の夏の暑さにはビックリしました。

本当に暑かった~!

気温20℃前後のデンマークへ戻ってきて、体がホッとしています。

 

久しぶりにティナの工房へ行くと、工房の横にいる牛さんにキョトンと見つめられて、癒されました。

毎年春になると違う牛たちがやって来るのですが、今年の牛は、毛が長いけど去年のような不良っぽさがなくて、素朴で可愛いです。

 

去年の牛の記事はこちらです。

https://hokuohkomonosen.hatenablog.com/entry/2022/06/19/051521

今年の牛も可愛いです。

 

夏休み明けの仕事は、ウェグナーのソファの張替えから始まりました。

木部が結構汚れていたので、石鹸で洗って、クリームを塗って、しっかり木部のメンテナンスもしました。

このソファ、実は私がいつか欲しいと思っているソファなので、ティナの工房で修理工程を体験できるのは、とても良い勉強になります。

ボロボロの安いウェグナーのソファを見つけたら、自分で修理して使おうと思っています。

木部メンテナンスを終えたウェグナーのソファ

それ以外には、椅子の修理に必要な座面の板を、自分で型を作って、電動ノコギリで切り出しました。

いつもはティナの旦那さんが板を切ってくれるのですが、ティナに自分でやってみる?と聞かれて挑戦してみました。

電動ノコギリは学校で一度使ったことがあるだけでしたが、意外と上手に切れました。

座面のクッションを元に、プラスチックシートで型を作りました。

なかなか上手に切れました。

 

ところで、ティナの工房の横には立派なプラムの木があるのですが、この夏休み中に、たわわに実がなり過ぎて、なんと木の枝が折れてしまったそうです。

枝が折れてしまったプラムの木

実がなりすぎて、重みで垂れ下がっている枝たち

プラムの実を家族で25㎏収穫したけど、まだまだ実がなっていて、とても食べきれないから、欲しいだけ持っていって!

とティナに言われ、夏休み明けは、プラム取り放題の日々でした。

木で熟した無農薬のプラムは、とても美味しいです。

ティナにいただいたプラム

我が家でも毎日せっせと食べているのですが、とても食べきれないので、友人に譲ったりもしました。

本当にたくさんあるので、料理にも使ってみたら、予想以上にとても美味しい煮込み料理が出来て、新発見でした!

お肉の上の細い薄切りの黄色いものがプラムです。

今週末は我が家にゲストが来るので、プラムケーキにも挑戦する予定です。

 

楽しい楽しい日本での夏休みが終わって、いつもの穏やかなデンマークの日常へ戻ってきました。

来月は、いよいよ学校での最後の授業、本コース5が始まります。

卒業試験に向けて、最後の授業もがんばります。