北欧古物専

デンマークで椅子張り職人の学校に通っています

本コース5 5週目 完成

今週は完成に向けて、ラストスパートです。

張地の柄を揃えるために、まずは座面、背面を先に張って、アームの張地をどの柄に合わせて切り抜くか決めます。

柄を揃えるために、すごくもったいないですが、張地のど真ん中からアームの張地を切り出します。

張地にシワが寄らないように、椅子の形にキレイに沿うように、何度も張地を椅子に合わせては微調整して、ミシンで縫い合わせていきます。

たぶんこれで大丈夫なはず…キレイに張れますようにと祈りながら作業を進めていきます。

背面の裏側を張ります。

椅子張りの評価を先生からいただくまでは、底の下張りを見えるようにしておきます。

先生の評価が終わって、底にふたをすれば、やっと椅子張りの完成です。

無事にみんな椅子張りが完成したので、クラスメイトたちとレストランでお祝いです。

その後はバーに移動して、みんなで最後の夜を楽しみます。

「最後の夜」というのは、同じメンバーで学校で過ごすのは、これが最後になるからです。

卒業試験は年に2回開催されるのですが、クラスメイトの半数は2週間後の11月の卒業試験を受けて、残りの半数は来年の夏の卒業試験を受けます。

 

私は2週間後に卒業試験を受ける予定です。

仲の良いクラスメイトの1人が来年の夏に卒業試験を受けるのですが、彼女からプレゼントをもらいました。

卒業祝いのプレゼントだから、卒業試験が終わるまで開けないでね!

とのことでした。

私の椅子の張地の色に合わせて、自分で秋色の木をカードに描いてくれたそうです。
友よ、オシャレすぎるぞ。

無事にプレゼントを開封できるように、卒業試験がんばります!

完成した椅子が、無事に我が家にやってきました。

前回張った椅子(向かって左)に比べると、今回の椅子は大きいですね。

今回も5週間よく頑張りました!ということで、ケーキでお祝いです。

2週間後に、いよいよ卒業試験が始まります。

この4年間の集大成、ドキドキするけど、楽しくがんばります!