今週は、待ちに待った学校再開です。朝の通学時間の明るいこと!
2か月前は、街灯のない真っ暗な道を猛スピードで運転する地元民に混ざって、毎朝ビビりながら運転していました。しかもほとんどの日が雨や強風で、とても運転しにくいコンディションでしたが…
もうすっかり夏模様のデンマークは、朝から青空に太陽がサンサンと輝いています。さらに暗くて全く見えなかった道の両脇には、一面まっ黄色な菜の花畑が広がっています。とても同じ道を運転しているとは思えない変わりようですが、通学時間がとても気持ちよくなりました。
学校の授業は、今まであった体育や自習時間がなくなり、全て椅子張り専門の授業に割り当てられることになりました。超特急で基礎コースを終わらせなくてはならないからです。さらに今月と来月は祝日が多く、今週はさっそく4連休です。
学校ではコロナ対策についての簡単なルール説明の後、伝統工法のスツール作りにとりかかりました。
自宅で縫った箇所は先生にダメ出しをされて、やり直すことに…
仕上げの布をピンと張るのに腕力が必要で腕が筋肉痛ですが、久しぶりの椅子張りは、やっぱり楽しいです。
伝統工法は仕上げも手縫いが多いのかと思いきや、今回はタッカーでがんがん留めていくようです。留め方は、椅子の形によって違うのだと思います。
私以外の生徒はみんな革張り仕上げで、布張り仕上げは私だけです。同じ革張りでもみんな違う仕上げ方なので、張り方の手順がそれぞれ異なりますが、先生が一人ひとり丁寧に教えてくれるので安心です。
みんな同じ木枠から作り始めたのに、脚の色や張り地によってそれぞれ全然違うスツールに仕上がりそうで、ワクワクします。
私たちの初めての伝統工法のスツールが、来週やっと完成します。